Aptivaの復活 with FreeBSD + Windows98


このマシンは、2001年2月16日(金)午後、お亡くなりになりました...と思ったのですが、 復活を遂げました。
原因は、どうもメモリ(SIMM)が壊れていたためだと思われます。BIOSからのメモリチェックで エラーを返すメモリがあったので、それをはずして、ためしに使ってみました。
HDDはNECの98NOTEで使っていたのがあったので、 IBMのDFTというツールで低レベルフォーマットし、 2.5inch/3.5inchの変換アダプタを介して接続しました。
Windows98SE と FreeBSD 3.5.1R をインストールしましたが、問題ありません。 FreeBSD 4.2R は、(下で示すように)うまくいきませんでした。

ハードウェア:
IBM Aptiva775(中古) をベースにしています。でも、あまり原型をとどめていません ^^;
ケース , 電源 , マザーボード , ライサーカード は元のままです。
CPUK6-2 400MHz ( IO DATA PK-K6H400/DV )
2nd Cache256KB
Memory96MB ( 32MB EDO SIMM * 2 + 16MB SIMM * 2 )
Videoon Board Trident 9660( 2MB )
NIC3Com 3C509Combo
FDDMITSUMI 2mode FDD
HDDIBM DTCA-24090 ( 4GB, 2.5inch )
HDDMaxtor DiamondMax 86480D8 ( 6.4GB, 5200rpm, ATA33 )
CD-R/RWA/Open CRW1232A ( x12/10/32 )
CD-ROMMitsumi FX120T ( x12 )
SCSI ControllerCreativeLab sb16scsi ( SoundBlaster 16 Combo )
SoundCreativeLab sb16scsi ( SoundBlaster 16 Combo )
※印は中古品でした。

やっぱりIDE & 4.2R が使えない!?
AptivaのオンボードIDEコントローラの OPTi ViperM がらみ(?)ですが、 壊れる前のページでも書いたように、うまく動かないのです。但し、本当の原因は不明です。
FreeBSD 4.2R をインストールしようとしたところ、途中でかたまってしまいました。
FreeBSD 3.5.1R では問題ありません。その後、3.5-STABLE にしても問題なく動いています。[2001.04.02]

XFree86 3.3.6 を FreeBSD 3.5-STABLE に
3.5.1R から CVSup した3.5-STABLE ですが、sysinstall から XFree86 3.3.6 を インストールしようとしても、「compat20がありません」というようなエラーでうまくいきません。
packagesでインストールをと思ったのですが、もう、既に FreeBSD 3.x 向けの 3.3.6 のpackageは ありませんでした。
止む無く、3.5.1R の配布物から XF86336 ディレクトリのファイルを適当なディレクトリに コピーし、sysinstall でそのディレクトリを指定してインストールを行いました。[2001.04.03]

CD-R を焼きましょう
A/Open の CD-R/RW が安く売られていたので、衝動的に買ってしまいました。
FreeBSD 4.2R のPCの方につけようかと思ったのですが、負荷がかかって書き込みエラーが起こっては 困りますし、Windowsからも使いたかったりで、こちらの方につけました(実のところ、 CD-R焼き機にするために、壊れたと思っていた Aptiva の復活を試みたわけです)。
Windows98 からは、ドライブに付属の B's Recorder GOLD/B'sCLiP で焼くことができました。
さて、FreeBSD 3.5-STABLE からはどうやって焼きましょう...ということで、 burncd を当てにしたのですが、これは 4.x でないと使えないようです。 ソースコードとヘッダファイルを 3.x にコピーして make すると、コンパイルはできますが、 実際には ioctl() のエラーがでて、焼くことはできません。
これは困った...というわけで、wormcontrol を使うことにしました。 [FreeBSD-users-jp 45072] からのメールを参考に、mkisofs で ISO イメージを作ったあと、
wormcontrol -f /dev/racd0a prepdisk double
wormcontrol -f /dev/racd0a track data
rtprio 5 team -v 1m 5 < image.iso | rtprio 5 dd of=/dev/racd0a obs=20k
wormcontrol -f /dev/racd0a fixate 1
といった感じで焼くことができました。
ところで、JustLink の機能は、対応するソフトからでないと使えないのでしょうか?
なお、実際には、FreeBSD 4.2R のファイルをバックアップしたいので、NFS マウントして 3.5 から焼いても良かったのですが、4.2R で mkisofs でISOイメージを作り、 それを Windows98 に(Samba or FTP で)コピーして、B's Recorder GOLD で焼きました。
マルチセッションで焼くやり方は、今だ格闘中です。Windows側でやってみたのですが、 マウントがうまくいきません。cdcontrol で場所を特定してマウントしようとしても、 中身は見えませんでした。Windowsでも読めないので、きっと焼く際に失敗しているのでしょう。[2001.04.06]

ををっ、再び故障!? ... やっぱりダメ?
ある日、起動しようとしても、全く反応しなくなりました。
ディスプレイに信号が出ていないらしく、ディスプレイからは警告音がします。
数時間前までは無事に動いていたので、全く見当がつきません。
各接続部分を確認しましたが、変わりません。
バックアップ電池か、と思い、一度はずしてみたのですが、変わりませんでした(そう見えました)。
で、日を改めて確認してみると、今度は、ディスプレイ信号は出ているようです。 しばらく待つと、何とか、メモリチェックの画面が出ました(ここまでも相当時間が経ってます)。 メモリカウントが進行しますが、100KB/sec くらい。やたらと遅いのです。全部終わるのに10分以上 かかっています。その後、フリーズしたかのように思えたのですが、待つこと約10分、 BIOS設定画面(こいつは CPU を乗せ換えたせいで毎回この画面が出ます)に行き着きました。 いつもは短い途中のbeep音も10秒くらいはあったでしょうか。
表示も遅く、仮に Windows98 が起動しても、起動までには1時間くらいかかるんじゃないかという気がしました。 とても使い物にならないか、と思ったのですが、一応、画面では「時刻のエラー」と共に 「電池のエラー」がでています。最初におかしくなったときにはかったところ、きちんと 3V だったのですが、 新品に交換してみることにしました。すると...
なんと、無事に起動できました。よかった、よかった。
でも、まだ何かおかしそうなので、BIOSを書き換えました。その後、無事に起動しました。[2001.4.10]

SCSIカードとMO
MOのデータをCD-Rに焼こうとしましたが、Networkで送るにはあまりに多いので、 普段使っている外付けのMOドライブ(三菱化学 MK640KC)を直に繋ごうと、 SCSIカードを買ってきました。
一番安く、パッケージの対応OS欄にFreeBSDも載っていたので、(よく確かめずに)Tekram DC315Uを 買ってきたところ、FreeBSD側ではドライバは提供していない様子。tekramのFTPサイトで ドライバを探し、FreeBSD-3.4R用と思しき物を発見、説明にしたがって3-STABLEのカーネルを 作り直すと、無事にカード・ドライブともに認識された。
で、そこで気を良くして、mountするまでは確認したものの、読み書きは確認せず... 実際の焼きこみはWindows98にて実行。[2001.08.23]


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